
←読むとライディングに悪影響が……「クワッ (゚ー゚)イケルッッ」ってね(笑)。
さて、それなりにツーリストトロフィーをやってみて、ある程度解ってきた事もあるから頭の中をまとめておこうかなと。まだニュルブルクリンクも走ってないがしかし。
バイクゲームで最近のやつとなると、MOTOGP3くらいしかやってないので比較対照が少ないけれど、とかく「リアル」を追求したタイトルとして期待されてしまうTT(グランツーリスモシリーズを手がけるポリフォニーデジタルの作品とあっては仕方の無い事だが)については僕の愛車であるCBR250RRとの相違点も織り交ぜてフォローしたいと思う。
前出のMOTOGP3などをやっていると、バイクの倒しこみを操作する際にほぼコントローラー左右の入力に対して従順に反応してしまうのだけれど、これは現実とは違う。いくら「コケる」乗り物であるとは言え、地面に接地したタイヤを支点としている以上、直立した状態が一番安定した形で、言い換えれば常に「立とうとしている」乗り物なのに、スロットルやブレーキよりも遥かにライダーの過重移動が重視されすぎていると思っていた。
バイクに乗っている人はもちろん、レースなどをみてもMOTOGP3と比べると倒れこみのスピードはスローモーションのようだ。TTはそれよりかなりマシな挙動(倒れるスピードが緩やかだ)だけれど、コーナリング中などのバンク角の調整は不自然な所もある。簡単に言えばどんなに腰を落としてライダーがバイクを倒そうとしても倒れねー時は倒れねーんだよと。(エンジンの回転数によっても変化する)重心、スピード、ステアリングアングルもろもろの数値を超えた範囲でTTも倒れこんだり起き上がったりするように感じる。バイクはクルマと違って操作する人間が挙動に大きく関与するのでゲームで再現する場合、チェスと将棋のように情報量の違いがあって難しいのかな、と思う。コンピュータプログラムがチェスの世界王者には勝てても、将棋のタイトルホルダーにはまだ勝てないってやつ。的外れかもしれないけど( ;^^)。
TTはライディングフォームの設定も細かく出来るので、クルマとは違うバイクの特性を理解した上での開発方向を感じるから、車両のデータ、ライダーの動きに合わせた過重変化を同時に処理できるだけのCPUを積んだハードならかなり実際に近いところまで行けるだろうけど、それにはPS3を待つしかないような。TT1売れたら2造ってくれますか?ポリフォニーデジタルさん?
コーナー進入時に奥までフルブレーキングで突っ込まないと速く走れないとか、立ち上がりでスロットル入れても入れて無くても安定性が変わらないような気がするとか、加速も実車より鈍いとか、ソンナコンナも金とハードの性能で全て解決しそうな……クルマゲームよりバイクゲームの方が開発費かかるってなったらマーケティングの問題が……MOTOGP4も初めは日本国内発売中止の予定だったらしいしな……先行きは、暗い、のか?バカヤロー(T.T)。
CBR250RRでコーナーをそれなりのスピード出して曲がってる最中に(ブレーキパッド終わってるっぽい(^_^;)フロントブレーキを強く掛けると、サスペンションの伸び側減衰力で前が持ち上がる感覚と、〝反対側に倒れようとする〟横Gで狙ったラインを外してしまい、もう一度最初からコーナリングフォースを作り出す必要があるけれど、TTの場合レコードラインを走っていてオーバースピードを出口で寝かせたまま調整できてしまうのでイケイケPLAYになります。現実に持ち込まないようにしないとな。
求められるレベルが非常に高くなってしまうTT。何だかんだ言いたい事は沢山あるけど、ゲームとしてやってて楽しいもん。ただそれが現実に役立つかというとそんな事はないので、べっこに考えないといけないけれど気持ちは盛り上がるので現実でもついつい飛ばしがちになります(^^ゞ。
ゲームボリュームはGTより格段に落ちるけど、コース数の多さで我慢できる。買おうかどうか迷っている人には、「迷ってるんなら買ったほうがいい」と言えるかな。アマゾンのレビューは辛口が多いけど、エンジン&マフラーの音もよく再現されていると思うし、倒しこみが遅すぎるなんてことも、現実と比較するなら出ない意見だと思うけどなぁ。
バイク乗ったことが無くて、このゲームから興味を持った、て人がいたらいちライダーとしては歓迎したいよ。ゲームでやるのより運転は簡単だよ←バイク。乗ってみればクルマと違って外気に晒される乗り物なので常に生命を脅かされる感覚があるからTTの通りに変なムチャ走りも出来ないと思う。バーチャルに感化されるのは逆にそれなりの経験のある、ライダーズクラブのライテクを忠実に練習するような人かも……( ;^^)。
「まとめる」って言っといて全然まとまってないな。内容についても主観的な意見ですので、〝正しい〟ものを探している方にはお役に立てませんm(__)m。
PR