
週末に開催されたMOTOGPオーストラリアラウンドで、カワサキの中野選手は予選2位と好調で、今度こそもしかしてと期待してた。
ここまで予選ではポールを争うタイムを叩きだしていたにも関わらず、レースタイヤを履いたときの競争力にイマイチ欠けていて、残念な結果(それでもマシンのポテンシャルアップは著しいものがあるんだけれど)に終わっていた。それはコーナー出口のトラクション不足だとか、純粋なエンジンパワーが足りないとか中野選手本人や周りからの情報を参考に、素人目として仕方ないのかなと思いながら見ていた。あくまでも印象でしかないけれど、勝手な意見を素人が言わせて貰うならば、中野選手自身の体力不足が原因の一つになっているんじゃないかなとも思うのだけれど。鍛えたりしても中々付かない、「自力」みたいなものが及ばないというか、繊細なスロットルワークと引き換えに失っているものがあるような。なんというか、今年のZX-RRの仕上がりなら、ロッシが乗っていた場合これまで一度も優勝していないなんてことは無いんじゃないかと。それはチャンピオンとして勝ち方を嫌というほど知っているライダーに一日の長があるだろうし。(中野選手をレベルの低いライダーだと言いたいわけじゃない、ロッシを引き合いに出したけれど、逆にそれ以外のライダーでZX-RRを勝たせることが出来るイメージも湧いてこない)
ところが今回はレースが始まっても後続を寄せ付けない走りで、初優勝が現実味を帯びてきた所で生憎、生憎の雨が降る。各車ピットに戻り、レインタイヤを履き終わった頃には流れはもう変わっていて、ライムグリーンに戻ってくる事は無かった。この辺りは-インテリマーク MOTOGP速報ニュース-にて詳しいので省くけど、勝利までもう少し、後一歩の所まで来ているのは間違いない。次のレースが日本ラウンド、もてぎ開催だというのも期待が高まる良いタイミングで盛り上がってまいりました。ZX-RRがもてぎに合うのかどうかは勉強不足で解らないけれど、ホンダで勝つのとカワサキで勝つのではその価値が違う。来年から800CCにレギュレーションが変わり、マシンも一から造りあげていかないといけない状況で、ハッキリ言って「金掛けてない」カワサキが他メーカー(とくにホンダ)と開幕から同等の戦闘力を持ったマシンが用意できるとは思わない。だから今年に晴れやかな結果を出すことが出来たなら、きっぱりGPから手を引いてもいいんじゃないかとさえ、、、カワサキは独自の方向に進んだほうが( ;^^)。ま、んなこたぁない。
どうしてもF1と比べてしまうんだけど、中野選手はBMW辺りのエースドライバーに当てはまるのかな。いやホンダのバトンみたいなもんか。
日本人がフロックじゃない実力を持っていて、レース中のオーバーテイクはF1の比じゃない見ていてエキサイティングな映像コンテンツなんだけどなあ。もう少し日本でも知名度が上がって欲しいよ。
ピットの戦略で順位が入れ替わる複雑さもないし(元々GPはスプリントレースだ)。
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