その1はこちら。
the Strokes 2ndアルバム「ROOM ON FIRE」より
同じバンドの2枚目ですが。
前回からかなり時間が経ってしまいましたが、思いつきなので許して下さい。
えー、シンプルで聴く人によっては地味な印象を受けるかもしれない1枚目と違って、サウンドに派手な印象が足されました。やっていることは基本的に変わらないのですがそれぞれの楽器の音が少しずつビルドアップされているのがその要因でしょうか。
一枚通して聴くなら1st、一曲だけ聴きたい時には2nd。僕はそんな印象を持っています。相変わらず捨て曲のないテンションの高さですから、好きな曲は一人一人違う事だと思います。
アマゾンのレビューなどを見ると、「やはり1stには適わない」という雰囲気の方も居ますが、ロック史に影響を与えた度合いで言うとその通りだと僕も思います。しかしそれ程出来の良かったデビューアルバムの期待を裏切らずに満足させるものに仕上がっていて、成長も感じさせるという良作だと評価しています。
このバンドが気に入っているのはドラム、ベース、ギター、ギター、ヴォーカルの5人がそれぞれ曲の中で強い存在感を放っていながらバランスを崩さずに曲の中で「歌って」いることです。歌心が在ると言っても良い。
なぜこの時期にこのエントリーを書いているかというと、新譜「FIRST IMPRESSIONS OF EARTH」を今日手に入れたからなんですが( ;^^)、まだ聴き込んでは居ないので、それこそファーストインプレッションになりますが――14曲というこれまでで一番多い曲数のせいで焦点が少しぼやけているかもしれません。1曲目と先行シングルの2曲目は文句無く名曲なんですけど。他の曲も一つ一つ取ってみれば多彩な色を見せてくれるので、またこのアルバムの印象が変わるかもしれません。アルペジオが気絶するほど美しいナンバーもありますし。
左のバーでリンクしている公式サイトでもPVがフルで視聴できます(「MUSIC」をクリック)のでよろしければドウゾ。