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思いつきと気まぐれが良い響き。だからといって自由なわけでもないけれど。

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ジャケットそんな大げさなものじゃないけど、レミオロメンじゃなくて玉置浩二の新譜を買う僕がいる。安全地帯~玉置ソロを通して、アルバム未収録のシングル数曲を除いた全ての音源を持っているのだけど、ここ数年(ほぼ毎年新譜をリリースしている)のソロアルバムはどこか消化不良で、期待ほどの作品に巡り合えなかったから、今回もそんなに期待してたわけじゃない。

ハッキリ言って今充実していて、製作のための費用も潤沢(それが大切なわけじゃないけど)な他のミュージシャンの作品を買ったほうが良いのかも。と思いながらも、作曲の力と、何よりその歌声の力にやられてしまっているからもう、次こそは素晴らしいものに出会えるんじゃないかと、このミュージシャンに次のアルバムを製作する資金をいくばくか送金しているような気持ちでいた。

だけど。

今回は違いますぜ。やったよ……。払った3000円分以上に満足させてくれたよ。待ってたかいがあった。

PRESENT-玉置浩二

聴いていて感じるのは風のイメージ。とても爽やかで、広い世界観。

アルバムと同タイトルのドラマ主題歌がそれなりに売れて、それがまた質の良い作品だったこともあるからか、受け手の側がすんなりと入りやすい形になったような気がする。音楽家、と呼ぶにふさわしい芸術性をもった人だと思っているけれど、語弊を恐れず言えば、玉置浩二はやっぱりポップスターであって、本来、「みんなのうた」を唄うのが一番ハマる。そこに通りすがりで終わらない何かを込めることが出来るのが……用は「売れ筋」の楽曲を作ってこそ光り輝くというか。

バラードのイメージが強いけれど、ファンキーな曲も良いんだよ、コレが。というか一番好きかも。とにかくこのアルバムは新しい代表作になるだろうと。良作=セールスじゃないのは事実だとしても、「それなりに」売れてくれればなあ。オススメできる作品が一つ、増えたよ。

――アルバムの9曲目、「いつもどこかで」というシングルのB面の曲、「発散だー!!」を聴きながら思う。同じ曲をサザンオールスターズの桑田佳祐が作り出したなら、シングルに仕立てて売り上げに貢献するんだろうと。玉置浩二が自分をプロデュースする能力に欠けているのはとても残念。

どちらかと言えば、安全地帯(もしくはイメージ)のエロっちい雰囲気の復活を願っていた一人だったけど、この作品でそういう呪縛が解けた。もうどっちでもいい。好きに楽しくやってくれと。そして良いものが生まれるのならば。

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