仕事の所用で神戸に出かけた。
来ること自体はそれ程久しぶりと言うわけじゃないんだけど、こうして坂の町を歩くのは5、6年ぶりかな。
いつもここでは懐かしい気持ちになるのは、僕の人生がいつも苦難の連続、と言うわけじゃなくて(笑)。小さい頃に過ごした第2の故郷だから。
その頃の記憶と言ったら、社宅から公園へと続く見上げるばかりの急坂くらい(大人になってから行った時には普通の緩やかな坂道だった)で、忘れてしまった事ばかりなんだけど、曖昧に奥深くしまいこんだ感覚は簡単に消えるものじゃないらしい。
何て言ったらいいのかな?走り回ってくたくたになった後、ぼんやり座り込んでいる時、夏休みも終わりに近づいた夕立の季節、泳いだ後の夕暮れ?
ただのロマンチックがそこにはあって。
なんだか良いなあ。
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