僕には世の中で初めての文章を作る力は無い。
それは気に入った文体や言い回し、単語を組み合わせることしか出来ないからで、それで良いと思ってるというか、他に方法が思いつかない。
「これは自分独自の発見だ」と興奮することが学生時代に何度もあったけれど、周りを見回してみるとそんなことはとっくに議論され尽くしたことだったりする。何度か繰り返しているうちに、流石に鈍感な僕でも気づいた。オリジナルを求めるのは寂しい。発明を申請しようとして過去の登録情報を調べたら似たような出願があってがっかり。そんな感じ。
だから、「これは新しい!斬新だ!」というフレーズで各種メディアが取り上げるものに関しては音楽でも芸術でもファッショントレンドなんかもイマイチ素直に受け止められなくて、それは所詮過去の評価の組み合わせじゃね?本当は皆わかってて、確信犯で「新しい」とか言ってるんじゃないかなーと。
物事を斜めから見てしまうのが染み付いてしまったひねくれモンが、現在進行形で作られるエンターテイメントに関して興味が無いと思っている訳では無くて、
新しいものを作る作業というのはつまり、より良いバランスを求めて、既存の要素を再構築する作業だと考えるようになったというだけの事。その取り組みは前向きだし、ロックを否定して、クラシックに生きるよりは人生に活力が生まれるんじゃないかな、とかね。
別にクラシックなものが駄目だ!今の主流を見ていかないと駄目だ!と主張したいわけでは全然無くて、ロックを聴きながらクラシックの要素を感じるというか、クラシックを聴きながらロックンロールに思いを馳せるようなバランスで生きていきたいな、と結局自分自身の目標を書いてる雰囲気で済し崩し。
(いつもにも増して解り難いな)
(バランス良く組み合わせる、って難しい)
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